【水性塗料と油性塗料の違い】メリットとデメリットを確認して外壁塗装を検討しよう!

【水性塗料と油性塗料の違い】メリットとデメリットを確認して外壁塗装を検討しよう!

外壁塗装を検討している方の中には、水性塗料と油性塗料のどちらを選べばいいか迷ってしまう方も多くいます。塗料の違いで大きな差はないと感じている方もいますが、水性塗料と油性塗料のどちらを選ぶかで、耐久性や費用などさまざまな面で差があります。自宅にあった最適な塗料を選ぶためにも、水性塗料と油性塗料の違いを比較しながら、それぞれのメリットとデメリットを通して後悔の少ない選択ができるようにしましょう。

目次

水性塗料と油性塗料の単価相場とトータルの費用の両方から検討する

同じように外壁塗装で使われる塗料ですが、水性塗料と油性塗料にはどのような違いがあるのでしょうか。名前が違うことからもわかる通り、水性塗料の場合は水で薄めて使うのに対し、油性塗料は有機溶剤であるシンナーで薄めて使用する塗料です。そして水で薄めて使うことで、外壁塗装で水性塗料を使う場合には塗料缶の費用のみで済みます。一方油性塗料の場合、塗料缶に加えてシンナーの分の費用も必要です。そのため水性塗料と比較すると、シンナーの分の費用も必要となる油性塗料を使用する場合は、費用が高めになるという点に注意しましょう。

もちろん同じ水性塗料や油性塗料であっても、それぞれの塗料のグレードによっても費用は異なります。塗料の種類ごとにどのような費用の違いがあるのか、効果などの面も含めて比較しながら、自宅にあった塗料を検討していくことが大切です。単価相場とトータルの費用の両方から検討していくことを忘れないようにしましょう。

建物の耐久性を高めるためどちらが耐用年数が高いのか?

外壁塗装における目的の1つが、建物の耐久性を高めることです。ですが使用する塗料によって、耐久性に差が出るため注意が必要です。一般的に、水性塗料よりも油性塗料のほうが耐久性は高い傾向があります。例えばマジックペンを使う時を考えた場合、水性マジックよりも油性マジックのほうが消えにくいという経験をしたことがある方もいるでしょう。塗料も同じように、油性塗料のほうが耐久性が高いため、耐久性の高さから塗料を選びたいなら油性が適しています。

もちろん同じ水性塗料より油性塗料のほうが耐用年数が長いといっても、塗料の種類次第で耐用年数は変わってきます。例えば水性塗料のアクリルなら耐用年数は1~3年で、同じアクリルでも油性塗料なら3~5年になります。さらに比較的耐用年数が高いフッ素の場合、水性塗料なら8~15年、油性塗料は15~20年が耐用年数の目安です。また新たな塗料の開発によって、水性であっても油性塗料と同じくらいの耐用年数が期待できるものもあります。

塗料の臭いや環境に優しい塗料を選ぶには?

外壁塗装における塗料の種類の違いで注意が必要なポイントの1つに、臭いの問題があげられます。水性塗料は水で薄めて使用するため、外壁塗装の工事中の臭いもあまり気にせずに済みます。一方油性塗料はシンナーを混ぜて使う影響で、工事中の臭いが気になるという方も多くいます。工事中も自宅で過ごすことが多いという方であれば、一日中臭いに悩まされて不快な思いをするかもしれません。そのため臭いに敏感な方や日中も自宅で過ごす時間が多いといった場合であれば、臭いが少ない水性塗料を選択するのも1つの手です。

ほかにも塗料の違いで注意が必要なポイントの1つが、環境に対する影響です。有機溶剤であるシンナーを使う油性塗料は、環境に悪影響を及ぼすリスクもあります。一方水で薄めて使う水性塗料は、環境にも優しい塗料として注目を集めています。環境への影響が少ない塗料として新たな水性塗料の開発も進められているという点も踏まえたうえで、どのような塗料を選択するか検討しましょう。

施工後の後悔しないためにも良い塗料をチョイスしたい

外壁塗装で水性塗料と油性塗料のどちらを選べばいいか迷ったら、それぞれのメリットやデメリットから検討していくのも1つの手です。価格や耐用年数、臭いなどのほかにも塗料にはさまざまな違いがあります。例えば油性塗料におけるメリットには、低温でも乾燥させやすいといった点があげられます。また艶を維持しやすいため、汚れが付着しにくい期間が長続きしやすいのも油性塗料ならではのメリットです。一方水性塗料の場合、環境への影響が少ないので現場での保管が楽などのメリットもあります。

一方油性塗料のデメリットは、臭いが強いことと価格が少し高めなことです。また水性塗料は油性塗料よりも安く購入できますが、鉄などには使えない場合もある、低温だと塗ることができない、雨が多い時期には不向きなどのデメリットも存在しています。それぞれの特徴を比較しながら、状況に合わせてどのような塗料が適しているか考えていくことが施工後の後悔を防ぐためのコツです。

水性塗料と油性塗料の違いに関するまとめ

同じ外壁塗装であっても、使用する塗料の違いによってトータルの費用や耐用年数などさまざまな点で違いが生まれます。一般的に費用を安く抑えられるのは水性塗料ですが、耐用年数が長いのは油性塗料です。また水性塗料は水で薄めるので臭いが気になりにくいものの、シンナーで薄める油性塗料には臭いが気になりやすいといった注意点も存在しています。

実際に水性塗料と油性塗料のどちらが適しているかという点は、予算や在宅時間、期待する効果などそれぞれの状況で異なります。一緒に暮らす家族などと相談しながら、外壁塗装でどのような塗料を使うのが適しているか検討しましょう。今のことだけを考えるのではなく、5年後や10年後の暮らしも含めて適した塗料を検討しましょう。また水性塗料と油性塗料の違いだけではなく、使用する塗料の違いでも耐用年数や費用面などに違いがあるため、さまざまな視点から比較して自宅に合った外壁塗装ができるように計画を立てることが大切です。

以上、水性か油性かの塗料選びによって効果の持続性や費用などの面に違いがある…でした。

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