外壁塗装でローン控除が適用される条件を確認したら確定申告を忘れずに行う

外壁塗装でローン控除が適用される条件を確認したら確定申告を忘れずに行う

外壁塗装における金銭面の負担を減らすための選択肢の1つが、ローンを利用した場合に活用できるローン減税です。ローン減税を活用すれば、所得税の控除が受けられるので金銭面の負担を減らせる可能性があります。ただしローン減税を活用するためには、いくつか満たさなければならない条件が存在しています。金銭面の負担が気になるなら、具体的に外壁塗装の計画を立てる前にローン減税の仕組みについて確認しておきましょう。

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外壁塗装のローン控除は費用面の負担が大きい

外壁塗装を検討しているものの、費用面の負担が大きいといった理由から業者に依頼するか迷っているという方もいるでしょう。費用面で外壁塗装を迷っている方の手助けとなるのが、リフォームローンの存在です。リフォームローンでは、外壁塗装などのリフォームをする際に組むことができるローンで、まとめてお金を支払う必要がなくなるため、支払いの負担を分散できます。さらにリフォームローンの利用で注目するべき点の1つが、ローン控除の対象となることです。ローン控除が適用されると、ローン残高の1%が所得税から控除される仕組みになっています。所得税の控除が適応されれば、税金の支払額が減るため費用面の負担を減らせます。

ただし外壁塗装におけるローン控除は、ローンを組めば無条件で適応されるものではありません。ローン控除を利用したいと考えているのであれば、まずはどのような仕組みのものなのか情報を集めるところから始めましょう。

外壁塗装のリフォームローンによる活用について

外壁塗装でリフォームローンを活用する場合、ローン控除が適用されるのはどのような条件の時なのでしょうか。まず大前提となるのが、自分たちが住んでいる家で行う外壁塗装であるという点です。納税者本人が住んでいる家のみが対象で、本人以外の家族のみが住んでいる家の外壁塗装などの場合は適応の対象外となります。そして特に注意が必要なポイントとなるのが、塗装工事費用が100万円以上であるという点です。外壁塗装の工事を行ってリフォームローンを組んだ場合でも、トータルの費用が100万円以下というケースも多く見られます。工事費用が99万円だとしても、ローンを組んでもローン控除の対象外です。控除を受けたいなら、100万円以上の工事計画を立てるのも1つの手です。

さらにローンの借入機関が10年未満、年間の所得額が3000万円以上といった場合もローン控除の適応対象外です。適応条件を確認し、該当する場合のみ活用できる制度という点を忘れないようにしましょう。

外壁塗装のローン控除注意点

外壁塗装におけるローン控除の注意点の1つが、自分で申告する必要があるという点です。ローン控除が適応される条件を満たしていても、申告しなければ控除を受けられなくなります。自営業の方であれば、毎年行っている確定申告の際に合わせてローン控除の申告ができます。ですが普段は会社側が年末調整などを行っている会社員の方の場合、確定申告をしていないという方も多くいるでしょう。普段は確定申告をしない方であっても、ローン控除を活用したいなら確定申告の手続きが必要です。1度確定申告を行えば、抑年以降は自動的に控除が適応されるため、控除期間中に毎年確定申告を行わずに済みます。

実際に確定申告をしたい場合に注意が必要となるのが、確定申告ができる時期は毎年2月中旬から3月中旬までの限られた期間のみだという点です。確定申告の手続きに不安がある場合、税務署の無料相談などで相談しながら手続きを進められます。忙しくて税務署に行く余裕がない方は、郵送や電子申告の仕組みを活用して確定申告を済ませることも可能です。

外壁塗装のローン控除で確定申告をする

外壁塗装のローン控除で確定申告を行う際、事前にどのような書類が必要になるのか確認しておきましょう。業者側に発行してもらう必要がある準備もあるため、ローン控除を検討しているなら、外壁塗装業者と契約する段階から準備を進めておくことが大切です。業者側に用意してもらう書類というのが、増改築等工事証明書です。ただし発行できるのが建築士事務所登録している建築士や特定の検査機関などのみなので、契約する業者側に発行してもらえないケースも見られます。依頼する業者に直接発行してもらえない場合、作成に時間がかかる場合もあるため早めの準備が欠かせません。

また住民票の写しや登記簿謄本、さらには源泉徴収票などの書類も必要です。書類ごとに発行してもらう場所が異なるため、個別に対応しましょう。役所などに直接行かなくても、オンラインで申請して発行できるケースも増えています。何らかの補助金を活用した場合であれば、補助額を証明する書類も準備して確定申告を行うことになります。

外壁塗装のローン控除に関するまとめ

外壁塗装においてリフォームローンを活用したのであれば、ローン控除の適応対象となるかもしれません。ローン控除が活用できれば、ローン残高の1%が所得税から控除されます。ただしローン控除は確定申告をしないと適応されない制度なので、忘れずに申請するようにしましょう。確定申告は毎年2月中旬から3月中旬の限られたタイミングで行うことができるので、その時期に合わせて準備して対応する必要があります。

またリフォームローンを活用した場合でも、外壁塗装でローン控除が受けられない可能性もあります。実はローン控除は、100万円以上のリフォームや10年以上のローンを組んでいるなどいくつかの条件を満たしていないと適応されない制度です。ローン控除の活用を考えている場合、外壁塗装の計画を立てる段階でローン控除の適応範囲内なのか確認しておく必要があります。対象となるのは納税者本人が居住している自宅の外壁塗装のみという点にも注意しましょう。

以上、外壁塗装はローン控除を活用すれば所得税の控除を受けるチャンスがある…でした。

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