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本当に正しいご提案とは?
ある日突然、「ピンポーン!!」とお家のインターホンが鳴り、「瓦がずれていて屋根がもう危ないですよ?」や、「外壁塗装そろそろしないと大変なことになりますよ。」など、訪問販売の業者から営業をされたり電話があった経験はありませんか?
当社に実際にご依頼になられるお客様のほとんどがこのような経験をされております。
またそのような飛び込みの塗装業者を断りきれず、頼んでしまった結果とりかえしのつかないことになってしまい、屋根の貼り替えを余儀なくされたお客様もいらっしゃいます。
実際にあった不適切なリフォーム例その1

私も現場調査でお伺いして屋根に上りびっくりしたのですが、ご覧の通りコケだらけです。
当時テレビCMを頻繁にしていた飛び込み業者に10年前に頼んだとのことでした。
築年数はまだ20年ちょっとです。なんでこんなことになってしまったのでしょうか?
こちらのお家の新築時の屋根材は石の粒を吹き付けるアスファルトシングルという商品で、期待耐用年数30年と高耐久のため最近の新築などによく使われております。
それが20年前に施工しているのですから、設計士さんがお客様のことを考えて採用されたのだと思います。
しかしこの飛び込み業者は営業ノルマがあったのか?それとも知識がなかったのか?はわかりませんが、本来は塗らなくていい屋根材を安易に塗ってしまったのです。
もちろんアスファルトシングル専用の塗料というのも実際はありますが、10年で塗るというのは商品の特性を知っていればありえないことです。
この状態では当然塗装はできないため、結果的にこちらのお客様は、同じ商品での屋根の葺き替えを余儀なくされました。
この飛び込み業者は本当に悪い会社だなと思いますが、もしこの飛び込み業者が塗装専門ではなくリフォーム業にも知識があかるければ、おそらく屋根の塗装はしなかっただろうと感じます。この施工した業者に怒りを覚えますし本当に残念です。
実際にあった不適切なリフォーム例その2
逆の例もあります。
築年数20年。以前の塗装は10年前ときちんとお家のメンテナンスをされていたお客様でしたが、
頼んでいた業者に屋根は20年たったら葺き替えで、外装ももたないからサイディングにしたほうがよいといわれ、高額の費用をかけてサイディングの重ね貼りと屋根の葺き替えをおこなったとのことでした。

果たしてこちらのお客様はそこまで予算をかけてやる必要があったのでしょうか?
サイディングをやる際に、断熱性能も飛躍的によくなりますといわれたのが決定的だったとのことです。
しかしこちらのお客様のお家のガラスはシングルガラス。サイディングで断熱効果はもちろん上がりますが、 シングルガラスをLOW-Eガラスに交換したり、インナーサッシをつけたほうが断熱性能自体は、大幅にあがることはあきらかなので、性能をあげるならそちらに予算を回したほうがよかったといえます。
また屋根も下地の素地自体の劣化や割れはなく定期的にきちんとメンテナンスしていれば、早々に葺き替える必要はなく、再塗装もしくはカバー工法(重ね葺き)にするのが正しい提案になります。
ただ業者側だけの都合で言えば、葺き替えやサイディング工事は高額となり利益も取れるため、‘常識’という言葉を売り文句にそちらをお客様にすすめようとするのです。
このように外装工事をするには塗装だけの知識ではダメで、リフォームだけの知識でもダメなのです。
幅広いリフォームの知識で適切なご提案を
またお客様が一生に費やせるリフォームのご予算は無限ではありません。お家の劣化状況や問題点に合わせてタイミングよく必要な箇所にリフォームすることが大事だと私たちは考えます。
当社ではお客様のお家の外装を精密に診断するのはもちろん、お家の中の事もきちんとご提案させていただいております。
大切なお家をしっかり維持するために生涯のリフォーム費用を考えながらご提案する。
そうすることがお客様との末永いお付き合いにつながると確信しております。
初めての方へ 目次
- 1.本当に正しいご提案とは?
- 2.坪単価と㎡単価、どちらが正しいの?
- 3.外壁塗装の見積のカラクリ
- 4.付帯部の塗装について