外壁塗装の作業はDIYでできるって本当?DIYで行うメリットやデメリット

外壁塗装の作業はDIYでできるって本当?DIYで行うメリットやデメリット

外壁塗装のDIYとは、一般的には塗装の専門業者に任せる外壁塗装の作業を、自分でDIYによって行うことです。外壁塗装は、塗装の正しい手順と必要な道具類をしっかり理解すれば、初めてでも挑戦できないものではありません。DIYにこだわって外壁塗装にチャレンジしたいと考える人向けの役立つ情報をお届けいましょう。

目次

外壁塗装におけるDIYのメリットとは?

リフォームのひとつである外壁塗装は、業者に依頼する場合は、まとまった額が必要な作業です。30坪の家の外壁塗装であれば、おおよそ70万円から100万円程度の費用が必要です。同じ条件の外壁塗装をDIYで行えば、費用は数万円から十数万円程度で済みます。費用面で大きく節約できるのは、DIYで外壁塗装をするメリットと言えるでしょう。ただし、一軒家の外壁塗装の際は足場を設置して作業をする必要があり、足場の設置を専門業者に頼む必要が生じます。その費用として、別途15万円から20万円程度を計上しておきましょう。

また、DIYで外壁塗装をすると、デザインの自由度が高まります。自分の好きな色の塗料を選び、場合によっては柄や模様を入れてオリジナリティのある外壁に仕上げることも可能です。途中で色を変更したり、文字やイラストを描いたり、と自身のアイディアをダイレクトに反映させながら外壁塗装ができ、DIYならではの楽しさを感じながら作業を進められるでしょう。

外壁塗装 におけるDIYのデメリットとは?

DIYで外壁塗装を行うことは、多様なメリットがある一方で、多少のデメリットも伴うものです。まず、DIYで外壁塗装をすると、専門業者に依頼して外壁塗装をしてもらうよりも、かなり作業時間がかかります。家の広さにもよりますが、初めてであれば、2週間程度が必要となるケースも少なくありません。また、プロのように3回塗りをして仕上げようとする場合、さらに長い作業時間を要し、1か月から3か月程度の作業が続くことでしょう。

努力して丁寧に塗ったつもりでも、素人が仕上げた外壁塗装は、プロの仕事と比べると質の面では劣るものです。仕上がりのなめらかさ、美しさといった見た目だけでなく、耐久度や耐水性といった機能面でも不安が残ることもあるでしょう。作業ミスのために、外壁塗装後に剥がれが生じるといったトラブルが生じると、結局はプロに外壁塗装を発注し直すことになってしまうケースもあります。

また、外壁塗装の作業は、高所での作業が中心で、危険と隣り合わせの作業です。家庭用の脚立や作業台での作業は、あまりにも安定性に欠けるため、プロに足場を組んでもらい、足場で作業をすることが推奨されます。

外壁塗装をDIYで行う手順

では、実際にDIYで外壁塗装をする際の作業の流れはどのようなものなのでしょうか。順を追って説明してゆきます。最初に行うのが、足場の設置です。つまり、DIYで外壁塗装をしようと決めたら、まずは業者にお願いして足場を組んでもらうことが必要です。脚立や作業台では、塗装作業をするのには不安定で、おすすめできません。プロに設置してもらった足場を使って、作業を快適に進めましょう。次の作業は、外壁の洗浄をする作業です。ホコリやカビ、汚れが付着したままでは、塗装作業の際に塗料が綺麗に乗らないため、ブラシや高圧洗浄機を使って丁寧に洗浄してください。洗浄後は、水を使った洗浄作業をした外壁を乾燥するための時間を一定期間確保しましょう。外壁が乾燥したら、ひび割れの補修や目地の補修といった下地作業を行います。下地作業完了後、しっかり養生をしたら、いよいよ塗装に入ります。

塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3段階に分けて行います。塗装の工程では、塗りムラがないよう、ローラーや刷毛を駆使して外壁に万遍なく塗料を塗ることが必要です。それぞれの工程が終わったら、塗料が完全に乾くまで1日以上乾燥のための時間を空けて、次の作業に移りましょう。上塗りが完全に乾けば、養生を取り外してください。最後に足場を解体すれば、外壁塗装の作業は終了です。

外壁塗装のDIYで使う道具類とは?

DIYで外壁塗装をする場合、どのような道具類を使って作業を進めればよいのでしょうか。複数の工程を経て完了する外壁塗装は、工程ごとに必要な道具類があります。洗浄に使う高圧洗浄機、下地作業に使うコーキング用溶剤やヘラ、さび取りに使うステンレスブラシやサンドペーパー、養生に不可欠な養生テープや養生シート、そして、塗装に必要となる塗装ローラーや刷毛、下塗り用・上塗り用の塗料。どれか一つが欠けてしまったら、作業の流れが中断してしまいますので、作業前にしっかり道具が揃っているかを確認した上で、作業に取り掛かるようにしてください。

外壁塗装をDIYで行うことに関するまとめ

外壁塗装は、専門業者に依頼するのではなく、DIYで行うことが可能です。DIYで外壁塗装をする場合、費用面を安く抑えられる、デザインの自由度が高い、といったメリットがあります。DIYで外壁塗装を行うことで、家に対する愛着をより強く感じられるようになるのも、DIYならではの魅力です。一方で、作業の質が専門業者に依頼したよりも劣る、作業にかなり時間がかかる、といったデメリットがあるのも事実です。作業工程は、何段階かに分かれてはいますが、決して複雑なものではなく、丁寧に慎重に取り組めば、正しく手順を理解して作業を進められます。作業を効率よく進めるために、各工程で必要な道具を事前にきちんとそろえた上で外壁塗装の作業に取り組むことが大事です。

以上、【外壁塗装 diy】メリット・デメリット及び手順と必要な道具について…でした。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次